「仕事は楽しいかね」から考える教師の仕事の楽しさ
あぶすと!
☑ 教師の仕事の楽しさとは?
☑ 仕事の充実=試す
☑ 試す機会が多く保証されている
- ついにAmazon primeに加入
先日、ついにAmazon primeに加入した。というのも最近Amazonの理由が増えてきていたからである。これまで本を購入するには本屋で買っていたのだが、近くの本屋はそれほど規模的に大きくないため、品ぞろえがそれほどよろしくない。そのため、圧倒的品ぞろえを誇るAmazonに次第に移行しつつあった。その利用がこれまでに比べ、かなりの頻度になっていため、ついに加入に踏み切った。月400円未満でいろいろなサービスがあるということで前々から興味はあったのでそれほど躊躇はしなかった。
Prime会員のサービスの一つとしてあるのがprime readingである。Kindleの書籍が400冊ほど無料で読めるといったサービスである。その中でいろいろ読み漁っていたところ目についたのが「仕事は楽しいかね」であった。
- どんな本?
いわゆるビジネス書である。とある青年が空港で出会った老人との会話を通して、仕事に対して新たな価値観を獲得していくといった、物語ベースの本となっている。
詳細についてはこの辺を読むと大体わかるし、
要約と言いつつほとんどを網羅的にまとめているこちらを読めばほとんど読んだ気になれる。
- ほかの方々の書評
この本については、多くの書評がインターネット上に上がっているが、ポップに読みやすくまとめている、ふーらい氏の書評や
理系の観点から本書を読んでいる、るびこ氏の記事、
他の自己啓発本と比較しながら読み解いている、ウマ氏の記事
が読みやすくてよい。
今回この記事では、「小学校教員」としての観点からこの本について書いていく。
- 教員はたくさん「試すこと」ができる仕事
昨今教員の仕事のブラックさが大変クローズアップされている。今回は「仕事は楽しいかね」を読んで感じた、教員の仕事の楽しさについて述べていきたい。
本書では仕事を充実させるものとして「試すこと」が一貫して述べられている。「明日は今日と違う自分になる」というように常に考え、あらゆることにチャレンジし、取り組んでいくことの大切さが述べられている。
「仕事を充実させる=試す」と考えたとき、教員という仕事はとても良い職業なのではないかと考えられる。
教員という仕事はある種「個人商店」的な部分がある。特に小学校は、各クラスにおいて担任の裁量がものすごくあり、担任の名前をとって「〇〇学級」といわれるぐらい担任のカラーがクラスに出る。いわば学校という商店街に、学級という個人商店があるというイメージである。
担任裁量が大きい教員という仕事は「試すこと」がいくらでもできる。授業、教室掲示、給食・掃除指導、生徒指導、机配置、宿題の出し方などなど。いくらでも「試す」余地があり、取り組みやすい環境である。
もちろん思い付きによる「試すこと」は子どものために1mmもならないのでやめたほうが良い。しかし、自分のクラスの子どもを見つめ、それに合わせたさまざまな取り組みを試すことは、たとえうまくいかなかったとしても無駄ではない。
また、こういう書き方をするといろいろ言われるかもしれないが、教師はある程度身分が保証されている。よっぽど子どもたちにとって害となることをしない限り、職の保証はされている。まさに「死ぬこと以外かすり傷」状態である。
「試すこと」は楽しい。自分も1学期、実践発表のため、授業においていろいろな「試し」を行ってきた。もちろんうまくいくことばかりではない。しかしその中で改善点を見つけ出し、新たに「試すこと」はとても楽しいし面白い。それが子どもたちの変化としてみることができればなおさらである。
- 学び続けられると楽しい
教員という仕事と研究者という仕事は似たような部分があると最近感じている。学ぶことの楽しさを感じられる人が圧倒的に向いている。「試すこと」を続けられる人にとって教員はとても転職であると感じている。(もちろんその他の業務に押しつぶされる可能性も否定できないが…)
おまけ
読んでいて思ったことをTwitterでつぶやいています。
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⚡️ 「「仕事は楽しいかね」つぶやき」(作成者: @ngmnmgn)https://t.co/ET05PFdL3h
— 3年目のえぬ (@ngmnmgn) 2018年8月3日