通知表を懇談会で見せる派?見せない派?
毎学期恒例のこの時期がやってきました。みなさん通知表は懇談会で見せる派?見せない派?
私は懇談会で見せる派です。
見せる派見せない派どちらにも言い分はあると思います。
前に同学年を組ませてもらっていた先生は「見せない派」でした。
保護者に先に見せることで、子どもが通知表の「A」や「C」の数を事前に親に知らされ、それらの数にしか注目できなくなってしまうからという理由でした。
その先生は終業式では、子ども一人一人と面談の時間を取りながら通知表を渡していました。
通知表を本当の意味で子どものこれからに還元するものとするためには、面談しながら成長したところやさらに伸ばしていってほしいところを伝えるのがいいのだろう。
しかしあいにく私は意識低い系教員である。小学校というこれから先に全く持ち越されない限りなく必要性の薄い通知表による子どもの感動よりもリスクマネジメントをとる。
通知表を懇談会で見せるメリットは何といっても「保護者のクレームの可能性をつぶせる」ことにある。
終業式に通知表を渡すことで、保護者は通知表を放課後教員のいない場でみることになる。そうなったときに一番の気がかりが放課後の保護者のクレームである。「なぜうちの子がこの成績なのか」といった電話が放課後かかってくる可能性がある。
もし懇談会時点で通知表を見せておけば、その場で成績についての思いを聞くことができるし、こちらもその場で相対しながらそのような成績になった説明ができる。
また、人間は対面で話したほうが電話で話すよりも意見を言いにくい傾向があると自分は考えている。
リスク管理をするといった観点から、自分は学期末の懇談会で通知表を保護者に見せるようにしている。
果たして皆さんはどっち派でしょうか。