未来志向の労働は精神衛生上よろしい
個人的ストレスマネジメントについてのお話
働き方改革が叫ばれるようになりいくらかたつが、一向に教員の働き改革が進む気配は見られない。
上主導の業務改善はおそらく永遠に進められることはないので、まずは個人レベルで働き方改革を行っていかなければならない。
それにあたって、もちろん仕事量を減らすことは大切だが、個人レベルでの話では、ストレスマネジメントがなにより大事になる。
「72時間働けますか?」を体現したような落合陽一氏もストレスについていくつかツイートしている。
1日19時間働いてもストレスない仕事もあるから,ほんと現代はストレスマネジメントの問題だと思う.
— 🤩✨おちあいよういち✨🤩 (@ochyai) 2017年4月11日
いや努力っていうのはストレス溜まるからやっちゃダメ.おれ毎日コンスタントに4時間寝れば元気になる体質なだけだから.努力してるつもりでやってるわけじゃないし,研究も頑張ってるつもりで徹夜してるわけじゃなくてドラクエ止められなくて徹夜しちゃったみたいな感じの人生をずっと送ってるだけ. https://t.co/jCeOuZSMfw
— 🤩✨おちあいよういち✨🤩 (@ochyai) 2017年5月14日
「自分にとってストレスのない仕事って何だろう」と考えたときに思いついたのは「その仕事が過去のためのものか、未来のためのものか」ということである。
人によって得意不得意な仕事というのはもちろんあると思うが、自分にとってストレスフルになる仕事(苦手な仕事)は「過去の仕事」であるようだ。
「過去の仕事」というのは教員で言うと、テストの丸付けやアンケート集計、成績処理といった「すでに行ったことを処理していく仕事」である。
どうもこれらが圧倒的に苦手である。欠片もワクワクしないし、何ならイライラしてくる。
一方、教材研究や授業準備、勉強といった「未来への仕事」はとても楽しい。
何時間してもストレスにならないし、一日家でゴロゴロしているよりも精神的にゆとりが生まれることすらある。
しかし、だからと言って「過去の仕事」をほっぽり出して「未来の仕事」ばかりをするわけにはいかない。
やるべきことをこなしながら、精神衛生上安定を求めるためにはどうすればよいのだろうか。
そのためのキーワードは「子どものいるうちに」「すぐに」であると考える。
テストの丸付けは図書の時間や子どもが新聞を書いている時間などを使って一気に行う。
アンケート集計はアンケートを行った後の5分休みや給食準備中に。
成績処理は授業後の5分休みに行ったり、子どもが作品鑑賞を行っているときに一緒に評価してまわったりする。
8:30~16:00という子どもが学校にいる時間をいかに有効に活用していくか。
そうして「過去の仕事」をさっさと処理し、「未来の仕事」にウエイトを置いていくことが自分にとって最もストレスが少なく仕事ができる。
自分にとってのストレスマネジメントをどれだけ行えるかが個人レベルの働き方改革の鍵となるのではないだろうか。